======DTPの勉強部屋 第43回勉強会====== [[https://study-room.info/dtp/dtp043/|第43回勉強会 | DTPの勉強部屋 | study-room]] [[https://twitter.com/hashtag/studyroom043|#studyroom043 hashtag on Twitter]] =====Session 1===== 鳥原 久資 氏(株式会社マルワ 代表取締役社長) 情報のバリアフリー バリアフリー v ユニバーサルデザイン 自然に(顧客|使う人)目線になる 教科書で一番使われる色は緑と赤 -> 色弱の人には区別できない 日経新聞;文字が小さい 読みやすい新聞=読み慣れた新聞 マイクロミシン 名古屋セントレア;京都が近いので外国人の利用が多い 色と色の境目は、白を入れると見やすい。 黄色;高齢者は見えづらい。 全盲で点字が読めるのは 10 人に1人 独りよがりのデザイン 自分の作りたいデザイン 聴覚障害者で手話が分かるのは 10 人に2人 [[http://udtalk.jp/|UDトーク | コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ]] [[http://asada.tukusi.ne.jp/cvsimulator/j/|色のシミュレータ > ホーム]] コンセント AmE; outlet BrE; socket [[http://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/inboundattraction_2017/|旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2017 | TripAdvisor Gallery]] [[http://www.pref.mie.lg.jp/UD/HP/20881012611.htm|三重県|ユニバーサルデザイン:UD条例の整備基準]] ユニバーサルデザイン;数値認証 カラーデザイン;現物認証 独自化 「 MUD を配慮しています」と言うだけで差別化できる。 =====Session 2===== 森 裕司さん(InDesignの勉強部屋) ====ショートカット==== w; プレビューモードの切り替え x; 塗りと線の切り替え Shift+x; 塗りと線のカラーを入れ替える テキストオブジェクトが選択されているが、文字ツール以外の状態になっているときに、文字のカラーを変えたい。 i) スウォッチパネルの「T」ボタンを押して色を変える。 ii) j キーを押す。 テキストオブジェクト - ダブルクリック -> 文字ツールに切り替わる - さらにダブルクリック -> 単語が選択される - トリプルクリック -> 行が選択される - 4回クリック -> 段落が選択される Cmd; 文字ツールを使用中に一時的に選択ツールにする。 Esc; 文字ツールを使用中に選択ツールに切り替える。 「編集>キーボードショートカット」;オリジナルショートカットを設定できる。 その中の「セットを表示」ボタン;ショートカットの一覧をテキストファイルで開ける。 -> ショートカットを検索したりできる。 [[https://indesignsecrets.com/docs/shortcuts|InDesign のショートカット一覧(PDF)]] ====アプリケーションデフォルト==== ドキュメントを開く前に設定をすると、新規ドキュメントの初期設定になる。(Illustrator ではできない。) eg フォント、線幅 スウォッチを Illustrator、InDesign、Photoshop で共通化して使うことができる。 - Illustrator の「スウォッチパネル>オプションパネル>スウォッチライブラリを公開用として保存」で保存( ase ファイル)。 - InDesign の「スウォッチパネル>オプションパネル>スウォッチの読み込み」で ase ファイルを読み込める。 - 「オプションパネル>スウォッチ 小」で Illustrator ライクな見やすいスウォッチパネルになる。 [[http://www.plus-designing.jp/pd/mjk/pd_mjk.html|+DESIGNING おぢんの文字組みアキ量設定]] ・「書式>文字組みアキ量設定>基本設定>読み込み」で読み込める。 オブジェクトスタイル ・Illustrator のグラフィックスタイルと似た機能。外観や見栄えをスタイルとして保存できる。 ・線の太さ、角丸などを登録しておくとよい。 テキストフレームを内容に合わせる。 i) 選択ツールで、「フレームを内容に合わせる」ボタン ii) 選択ツールで、テキストフレームにできたハンドルをダブルクリック。ダブルクリックした反対側が固定された状態でテキストフレームがないように合わせることができる。 iii) 「オブジェクト>テキストフレーム設定>自動サイズ調整」 「テキストフレームを内容に合わせる」機能をオブジェクトスタイルとして登録(アプリケーションデフォルトとして登録する場合) - ドキュメントを閉じている状態にする。 - 「オブジェクトスタイルパネル>新規スタイルを作成する」をクリック。できた新規オブジェクトスタイルをダブルクリック。 - 分かりやすい名前を付ける。 - 左ペインの「テキストオブジェクト自動サイズ調整」のチェックボタンを (Opt + クリック)x2 - テキストオブジェクト自動サイズ調整の項目で設定。 * 線の塗りや太さ、角丸をオブジェクトスタイルに調整するのも同様に行う。 * オブジェクトスタイルは書き出して共有すると便利。 ====コピー&ペースト==== スニペット ・パーツをファイルとして書き出せる。 ・オブジェクトをデスクトップなどにドラッグ&ドロップすれば、idms ファイルとして書き出せる。再びファイルにドラッグ&ドロップすれば配置できる( Opt キーを押しながらドロップすると、同じ位置に配置できる)。 元の位置にペースト ・別ページでも有効 オブジェクトを等間隔で複製 ・編集>繰り返し複製 ・「グリッドとして作成」にチェックを入れると縦横同時に複製できる ・長方形ツール等(楕円、画像、テキストフレームでも)で長方形を作成時に矢印キーを押すとグリッドとして作成と同じことができる。  ・オブジェクト同士の間隔は「レイアウト>マージン・段組>段組>間隔」でデフォルト値を設定できる。  ・テキストフレームの場合、連結された状態で作成される。   連結したくない場合は、ドロップの際に Opt を押せばいい。 コンテンツ収集(配置)ツール ・Illustrator のシンボルのようなもの ・オブジェクトの使い回しができ、一つを修正すれば全部修正できる。 - 「ツールパネル>コンテンツ収集ツール」をクリックすると、コンベアという帯が出てくる。 - オブジェクトをクリックすると取り込める。 - コンベアの左下のコンテンツ配置ツールボタンを押す。 - 「リンクを作成」をオンにする。 - コンベアの中央の3つのボタンで配置方法を切り替えられる。クリックして配置。 - 親ファイルを修正したら子ファイルの左肩に黄色い注意アイコンが付く。アイコンをクリックすると子ファイルにも変更を反映できる。リンクパネルで親ファイルを「右クリック>すべてのインスタンスを更新」で子ファイルすべてを一括変更できる。 * 別ドキュメントにも配置できる。 * 修正は親オブジェクトに対して行わないと、子オブジェクトに反映できない。子オブジェクトを適当に選んでリンクパネルでその子オブジェクトを「右クリック>ソースに移動」で、親オブジェクトに移動できる。 CCライブラリ ・InDesign;CCライブラリ、IllustratorとPhotoshop;ライブラリ ・CCライブラリパネル内の登録されたものをダブルクリックすると、クラウド上のファイルを編集できる。修正、保存すれば子ファイルにも反映される(少しタイムラグがあるかも)。CCライブラリに登録した元のオブジェクトがあると混乱するなら、その元のオブジェクトは削除してしまうのも一つの方法(クラウドにあるので)。 ・InDesign ではCCライブラリのオブジェクトの左肩にクラウドアイコンが付くので分かりやすい。 ・InDesign でCCライブラリにい登録したパーツは、ダブルクリックして修正しても子ファイルには反映されない。子ファイルはCCライブラリからのコピペであり、リンクではないから。だから、パーツはIllustratorで作成してライブラリに登録するのがベター。Illustratorで登録したパーツは修正に対応できる。 ・「CCライブラリパネル>オプションパネル>共同利用」でCCユーザー同士で共有できる。 くぐった輪を作成する -> [[https://youtu.be/341cRTc9au4|YouTube]] 「段落スタイル>正規表現スタイル」で、正規表現で文字スタイルを充てることができる。数字、特定文字などを指定して文字スタイルが充てられる。 オブジェクトスタイルは位置やサイズも登録できるようになった(CC2018〜)。 「段落スタイル>段落の囲み罫」「段落スタイル>段落の背景色」(CC2018〜) ・段落を分けたければ Shift+Return。 ・縦中横で始まる縦書きテキストオブジェクトは、段落の囲み罫と背景色が横になってしまう。頭に文字幅を持たない制御文字(「書式>特殊文字の挿入>その他>結合文字」など)を入れると直る。 Publish Online ・「ファイル>Publish Online」 ・PDF も一緒に書き出せる。 [[http://calendarwizard.sourceforge.net/index.html|Calendar Wizard Home]] =====Session 3===== 鷹野 雅弘 氏(株式会社スイッチ) ====Illustrator CC 2018 新機能==== **パペットワープ** - ツールパネル>パペットワープツール - 「プロパティパネル>パペットワープ>メッシュを表示」のチェックを外すと、メッシュを消せる。 - オブジェクトにピンを追加 - ベジェのオブジェクトをグニャッと変形できる。 * 文字にも適用できるが、アウトライン化される。 **カラーフォント** ・別名 Open Type SVG ・ロゴをフォント化できる 絵文字はプライベートユーザーエリアに情報があるので、外字。入力は「書式>字形」で。 ・EmojiOne フォント  ・顔を入力した後、丸い色の外字を入力すると、人種の色変更ができる。合字(リガチャ、Ligature)。 リガチャ ・EmojiOneフォントの丸アルファベットで国旗が入力できる。JP -> 日本、US -> アメリカ、GB -> イギリス。 [[https://www.fontself.com/|Fontself - Make your own fonts in Illustrator & Photoshop CC]] [[http://www.asahi.com/articles/ASK5M5R9MK5MULFA01L.html|往復はがき1400万枚印刷ミス 肝心の「往復」抜ける:朝日新聞デジタル]] なるべくアウトライン化は避ける。 一括更新できる ・シンボル ・グラフィックスタイル アピアランスとグラフィックスタイルは連動して使うとパワーが増大する。 Photoshopの非破壊 ・スマートオブジェクト ・スマートフィルタ ・調整レイヤー 時短 ・ショートカット ・アクション ・スクリプト、拡張機能 [[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_2235.html|Illustratorで複数行のテキストを1行にしたり、行ごとに分割したり、分割したテキストをまた合体する操作をスクリプトで行う - DTP Transit]] ファイル名 ・logo-project-v1.ai ・ファイル名は一意に Illustrator ・塗りと線は1つずつ ・塗りより線が上 -> これの制限を解決できるのがアピアランス アピアランス ・塗りや線を追加できる ・塗りと線の順番を変えられる ・効果 ・透明度 ・描画モード Shaper ツール アピアランスパネル ・Shift+F6 ・「オブジェクト>アピアランスを分割」でアピアランスを適用済みのオブジェクトに変換できる。 グラフィックスタイル -> 一括更新ができる アピアランスの内容を別のオブジェクトにも適用する。 i) アピアランスパネルの左上のアイコンを対象オブジェクトにドラッグアンドドロップ。 ii) 「ツールパネル>スポイトツール」をダブルクリック。「アピアランス」にチェックを入れて、コピーしたいオブジェクトをクリックする。 iii) グラフィックスタイルにアピアランスのコピー元を登録し、コピーしたい相手のオブジェクトに登録したグラフィックスタイルをドラッグアンドドロップ。 iV) グラフィックスタイルにアピアランスのコピー元を登録し、コピーしたい相手のオブジェクトをクリック。登録したグラフィックスタイルをクリック。 グラフィックスタイルを適用したオブジェクトに変更を加えても、「オブジェクトパネル>オプションパネル>グラフィックスタイルを更新」で登録されたグラフィックスタイル、子オブジェクトすべてに変更を加えることができる。 ただしフォントは対象外。フォントの変更は段落スタイル、文字スタイルで(グラフィックスタイルにはフォント情報を含めることができない)。 -> [[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/tutorial/post_1002.html|グラフィックスタイルの2つのメリット - DTP Transit]] グラフィックスタイルをファイル間で流用 i) グラフィックスタイルが適用されたオブジェクトをコピペして来る。 ii) 「グラフィックスタイルパネルの左下のライブラリアイコン>その他のライブラリ」でコピーしたいグラフィックスタイルがあるIllustratorファイルを指定する。 iii) ライブラリにグラフィックスタイルに登録したオブジェクトを登録。別ファイルで Opt キーを押しながらドラッグアンドドロップ。こちらのファイルにもグラフィックスタイルが登録される。 ライブラリからのオブジェクトの挿入 ・Opt キーを押しながらドラッグアンドドロップすることで、連動せずに挿入できる(オブジェクトに変更を加えることができる) グラフィックスタイルパネル ・Shit+F5 効果=したことにする 効果の種類 - パスの変形 - オブジェクトの変形(変形ツール、3D 変形、ワープ) - パスファインダー(オブジェクト同士) - 塗りや線(スタイライズ、パスのアウトライン) - テキスト系(形状に変換、オブジェクトのアウトライン) - ビットマップ系要素の付加 文字にグラデーション - テキストオブジェクトを選択した上で、アピアランスパネルで「新規塗りを追加」ボタンを押す。グラデーションを付けることができる(アピアランスとしてグラデーションをかけられる)。 テキストオブジェクトは、アピアランスパネルで線と塗りの位置を入れ替えると、線を太くしても塗りが痩せない。 文字に二重の縁を付けるアピアランス {{ :seminarnotes:capturfiles-20171119_031033.png?400 |}} アピアランスをすべて削除するには、アピアランスパネル右下の禁止マークを押す。 テキストに四角の背景を付ける。アピアランスで、オレンジの塗りを「効果>形状の変更>長方形」で背景となる。「オブジェクトのアウトライン」(擬似的なアウトライン化)を掛けることで、テキストのサイズに合わせることができる。 {{ :seminarnotes:capturfiles-20171119_031650.png?400 |}} アピアランスの対象 ・パス ・テキスト ・レイヤー レイヤーパネルの各レイヤー右にある灰色の丸をクリックすると、レイヤーに対するアピアランスの設定ができる(アピアランスパネルの上にも「レイヤー」と表示されるようになる)。レイヤーのすべてのオブジェクトにアリアランスを適用可能。 [[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_1121.html|Illustratorのアピアランスを地図で活用する(レイヤーに対してアピアランスを適用) - DTP Transit]] レイヤーの最前面のオブジェクトでレイヤー下のすべてのオブジェクトを切り抜くには、その**レイヤーを選択**し、「オプションパネル>クリッピングマスクを作成」。用紙外にはみ出たオブジェクトを切り抜くときなどにも使える。((『10倍楽するIllustrator仕事術』p50)) テキストにカプセル状の囲みをすると、変な出っ張りができてしまう。「パスファインダー(追加)」効果を塗りと線に追加する。 -> [[https://www.youtube.com/watch?v=9T26yh-1Aj0|YouTube]] -> 『10倍楽するIllustrator仕事術』p32 黒丸数字の窓を埋める -> 『10倍楽するIllustrator仕事術』p38 [[https://y-harada.net/wordpress/?p=373|Illustratorのアピアランスを使って、たったひとつのオブジェクトで切手枠を作る – toybucket blog]] [[https://www.tutorialmaniacs.net/archives/1823|【Illustrator】簡単!歯車・ギアの描き方 編集も容易!(アピアランス) | チュートリアルマニアックス]] グループアピアランス ・[[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_2140.html|グループアピアランスで作る囲み - DTP Transit]] [[https://www.youtube.com/watch?v=UxItKafxJ0M|マンガのコマ割りをアピアランスで実現する - YouTube]] [[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_2163.html|Shaperツールとライブシェイプ、「グループの抜き」で作るドーナツグラフ - DTP Transit]] [[https://www.youtube.com/watch?v=OQuHf1G8D0A|[Illustrator] グループの抜き1 - YouTube]] [[https://www.youtube.com/watch?v=5VNZ1TmnZG4|[Illustrator] グループの抜き2 - YouTube]] [[http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_2285.html|スクリプトで実現するIllustratorでのテキスト内の数字の増減 - DTP Transit]] グループの抜きは透明度を0にする以外にも、こういったコネクターでも使える。 {{ :seminarnotes:capturfiles-20171119_073513.png?400 |}} =====次回===== 2018年5月20日@安保ホール [[https://www.event-web.net/adobemaxjapan/|Adobe MAX Japan|2017年11月28日クリエイターの祭典]]